最相葉月さん著の「絶対音感」を読んだ感想をば。
実はこの本読むの2回目です(笑)
本棚を整理していたらふっと目に留まって、内容どんなだったかな?と思い、読み返してみましたが、これがめっちゃ面白かった!
ちなみに僕に絶対音感はありません(笑)
「音楽って何?」という問いに対して中身を少し抜粋。
「音楽は、ただ音楽というだけ。
音符の集まり。美しい音がいろんな形で組み合わさり、それを聴く僕たちを楽しませてくれるもの。ただそれだけなんです。
いろんな人がこの音楽はなんですか、とか、この曲は何を意味してるんですかなんて尋ねてきますけど、これは難しい質問なんです。
音楽を聴いてどうして、こう、体がワクワク動いている感じがするんでしょう。
それはもうたくさんの理由があります。
でもその理由というのは、全部音楽的な理由だけ。
それが大切なポイントなんです。
ワクワクさせる理由。それはワクワクするように音楽が書かれているから。
これは音楽的なことが原因で、他に理由は全く無いんです。
曲を作る時は、自分の周りに起こったことに影響された時なんか、そういうことをしたがるんです。
自分が読んだものとか、見たり体験したもの……みんなだって何かが自分に起こって、踊ったり歌ったりして、自分の気持ちを表現したくなる事ってあるでしょう?絶対あるよね?
僕たちにもこれがあるんです。
音楽の意味っていうのは、これなんです。
シャープとかフラットとか和音とか、難しいことをたくさんわかる必要は無いんです。
もし、音楽が私たちに何かを言おうとしているなら、その何かというのは物語や絵ではなく、感情ですが……。
もし音楽を聴いて、我々の心の中に変化が起こるなら、音楽が我々にもたらす色々な豊かな感情を感じることが出来るなら、みんなは音楽がわかった事になるのです。
音楽とは、それなんです。
そして、音楽の素晴らしいことはみんなに色々な違った感情をもたらすことが出来ること。
それには限界なんて無いことです。
そしてその感情は時として、非常に特別で深く、言葉では言い尽くせない程素晴らしい事があります。
感情をどう言っていいかわからない時ってあるでしょう?
もちろん喜びとか楽しさとか穏やかさとか、愛とか嫌悪とかいう事ができる時もあります。
でもあまりにも深く感動した時には言葉にならない。
そこが音楽の素晴らしい所なんです。
なぜなら音楽は、言葉の代わりに音符で表現するから。
音楽は音符の動きなんです。忘れてはいけないのは、音楽は動いているということ。
絶えずどこかへ動き続けます。
音符から音符へ飛んで、変化して流れていきます。そしてれが、何百万という言葉だけでは言い表せない感情を伝える方法なんですね。」
この文章を読んでなんか腑に落ちたんですよねぇ。
音楽をやってますと、時間のかかる事も色々考える事もありますが、それが出来るようになると言葉だけでは表現できない何かが伝えられるように思います。
まさにこの前ブログで書いたように「伝わる」がそこにあります。
皆さんも音楽にもっと触れて、表現してみませんか?(-⊡ω⊡)/
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