上達への近道は脳に早く正解を覚えさせる事です。
その為にはどうすれば良いのかというと、
「正しい演奏を繰り返す事」
です。
例えば何時間も練習したとしても、それが全て間違っていたら、
「失敗するための練習」
を積み重ねた事になります。
脳科学的には脳の中にはニューロンとシナプスが存在し、電気信号で情報のやり取りをしています。
間違った演奏をする=間違った回路を脳に作る(または間違った回路を通る)
という事になります。
繰り返せば繰り返すほど脳にそれが定着していくわけです。
いわゆる悪い癖が付くというやつです。
ならどうすれば良いのでしょうか?
それは勿論正しい演奏を繰り返す事です。
重要なのは正しい演奏。
ここで大事なことは、テンポ(速さ)には一切触れていません。
めちゃくちゃゆっくりで良いんで、間違えず、正しい演奏を繰り返す事により、正しい演奏が脳に定着、正しい演奏の回路が脳に出来ます。
正しい演奏を繰り返せば繰り返すほど、シナプスからシナプスへ伝わるニューロンの「近道」を伝わり、それが脳に定着します。
いわゆる身体に馴染むというやつです。
身体に馴染むと、自転車の乗り方のように、ほとんど何も考えなくても演奏出来る様になります。
その状態になったら次はテンポです。
前回の状態と違い、脳に正しい演奏の回路はすでに出来上がっていますので、今度は速さに脳を使う事が出来ます。
脳をパソコンのCPUに例えると、脳のCPUの使えるサイズは100%で、始めの状態では、演奏パターン70%、テンポ40%で、脳のキャパシティーを超えてしまっているので、「間違える」という状態が起こります。
「ゆっくりでも良いので正しい演奏を繰り返す」は演奏パターンにCPUを100%使えるので、間違えずに演奏出来ます。
パターンに身体が慣れてくると、演奏パターンにCPUを割くパーセンテージが減り、演奏パターン10%で他は全部テンポに割けるようになります。
なんで、逆に思っているよりも速く演奏出来たりします。
上達への近道は、
「ゆっくりでも良いので、正しい演奏を繰り返す」
です。
正しい演奏を積み重ねればプラス、間違った演奏をすればマイナス。
一回間違った演奏をすれば「−1」となり、「+1」にする為には二回の正しい演奏が必要となります。
間違った演奏をすると余計に時間がかかるのは明白ですよね!
急がば回れ、プラスを繰り返して、余裕の演奏貯金人生を送りましょう(-⊡ω⊡)/
三宮駅から五分圏内のドラムスクール・ドラム教室。初心者大歓迎。20代〜50代中心。もちろん若い方も60代以上の方もお待ちしております。ドラムサポート・パーカッションサポートも請け負います。なぜかホームページ制作も請け負ってます!熱さを売りに全国で演奏活動中。最近は西明石でもドラムレッスン行なっています。