呼吸

練習では呼吸がゆったりしていて、余裕を持ってできた演奏が、本番では上手くいかないことが多々あります。
それはドラムを叩くために力が入りすぎたり、変に緊張したりと、非日常の精神状態に陥っているからです。
ドラムを叩くことよりも、ドラムを叩く「心構え」を作ることの方が難しいのです。
テレビでスポーツ解説者がよく「今日の〇〇さんは力んでますね。」というコメントをしていますが、毎日毎日何時間も練習をして、練習では完璧にこなしているプロ選手でも、本番では緊張やプレッシャーから「力み」が生じてしまうのです。
ドラムを叩く行為自体が非日常だと言ってしまえばそれまでなのですがw、ドラムになるべくたくさん接して、日常に近づけましょう。
ドラムに座っている姿が自然になったり、ドラムに座るとなんだか落ち着くようになると立派なドラマーの証です。
そうなることにより、自然な「呼吸」も出来るようになり、緊張やプレッシャーを楽しめるようになります。

また、失敗を恐れずにたくさんの経験を積みましょう!
例え失敗したとしてもそれは「これをすれば失敗する」ということがわかるので、成功への一歩です。
たくさんの失敗を重ねることで、成功へ近づいて行けるのです。
たくさんの経験が余裕を生み、安定した演奏へつながります。
その時の自分の精神状態を分析して、それに対応していきましょう。
緊張して心拍数が上がっている時は「走りがちになる」や、プレッシャーを感じている時は「力みがちになる」など、理由と結果がわかっていれば対処の仕方もわかってきます。
ドラムで失敗して死ぬことなんてほとんどありません。(聞いたことない)
たくさん失敗して完璧な「呼吸」を身に付けましょう。

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